だいきらいもちょっとすきになれる2
alukoでは、みんなで遊ぶときのルールがあります。
そのルールをひとつご紹介。
(前回ブログ「だいきらいもちょっとすきになれる」もぜひご覧ください♪)
ほかのおともだちが楽しんでいるときに「苦手」「やりたくない」など、
だれかがかなしい気持ちになる言葉を言わないようにしましょう!というルール。
「きらい」が口癖になっている子には、
1日3回まで使える「きらい」カードを持ってもらいます。
「きらい」の裏には「すきになりたい」
「苦手」の裏には「手伝って」
「わかんない」の裏には「おしえて」 といった風に、
諦めてしまったり、投げだしてしまう前に適切な“発信”をするトレーニングです。
ある日のできごと。
算数のトレーニング中に、先生が持っている専門書を覗き込んだ子がいました。
「いっぱい字が書いてあるよ。大きくなったらおもしろい本が読めるように、国語もがんばろうね。」と声をかけると、
「大きくなるの苦手~~!」と、日々大きくなっている真っ最中の小学生さん。笑
さらに「国語きら~~い!」「漢字きら~~い!」
おやおや、ついルールを忘れてしまっているようです。
そこへ先生が、その子の鏡になって、
「先生、算数 苦手~~!きら~~い!」と言うと、
その子は「あっ!!!」と言って、思い出したように自分の「きらい」カードを差し出し、
「わたし算数すきなのに、きらいって言わないでー!」と言いました。
「あなたの大好きな算数のことをきらいと言ってごめんなさい。
先生の好きな国語のこともきらいって言わないでね。」と、先生。
真剣な面持ちで「うん。」と約束してくれました。
それからです。
なんと、これまで投げだしてしまいがちだった文字を書くトレーニングを
自分の意志ではじめ、今までにない集中力でがんばってくれたのです。
出来栄えも、最高得点◎国語が得意な子よりも上手
さらにそのあと、「音読もする!!」と、やる気満々の小学生さん。
この子にとって、「きらい」や「苦手」という言葉は、他のともだちを傷つけるより、
自分自身のことを苦しめていたのかもしれません。
人の気持ちがわかる優しい心が、自分を許して自分の背中を押す気持ちに切り替えることができたのかな、と思いました。
子どもたちの成長のきっかけを見つけること、サインに気づくこと。
大切にしていきたいと思います。
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同じ課題につまづいているように見えて、
それぞれ発達に必要な療育は十人十色。
子どもたちがたのしく、自律的に取り組んでもらえるよう、
alukoでいっしょに歩んでいきましょう🌱
5月5日・6日 体験利用予約、見学予約受付中♪
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